伊賀と新陰流

伊賀国は日本三大仇討ち「鍵屋の辻の決闘」で名高い新陰流の剣豪 荒木又右衛門の出身地であり、同時に仇討ち達成の地として新陰流として大変ゆかりの深い地域でございます。仇討ちが行われた場所は「鍵屋の辻史跡公園」として今でもその武勇を伝えています。

 現在「赤門」の愛称で知られる史跡旧崇広堂では、隣接して藩校時代に新陰流の道場があったことも知られており、「御学館内絵図」(伊賀市上野図書館所蔵)の崇広堂見取図にも描かれております。同見取図には代々津田家が教えた新陰流の道場の場所だけでなく戸波又兵衛親清の伝えた新陰流(戸波流)、そして藤堂家に仕えた若山太郎左衛門政輝の神影自弁流(若山流)の場所も記載されております。神影自弁流(若山流)の源流は新陰流で流祖上泉伊勢守の高弟・神後伊豆守の流れといわれております。

 伊賀で伝承されていた剣術の三流派がすべて新陰流及び新陰流を源流とする流儀であることから「伊賀と新陰流」の並々ならぬ深いゆかりを感じさせられます。

このページでは新陰流と伊賀国ゆかりの人物等を紹介しています。今後も新たな発見や情報があれば随時更新を予定しております。下記の目次リンクからご確認頂けます。



【出典・参考】
『伊賀市史』通史編 第二巻 第三巻
『名張市史』
『津藩分限役付帳』名張市所蔵
『御学館内絵図』伊賀市上野図書館蔵
『藤堂藩の新陰流兵法』村林正美 
『荒木保明家譜』鳥取県立博物館蔵
『増補 藤堂高虎家臣辞典附分限帳』佐伯朗
『藤堂高虎と家臣逸集』佐伯朗


【協力・監修】
 玄忠寺
 荒木又右衛門記念館
 伊賀市上野図書館
 新陰流兵法 碧燕会